初めて陸に上がった魚の見た空は…?

好きなことを好きなだけ

カフェイレ 2019年8月12日 インクの揺らぎを見てると癒されますよね(『趣味の文具箱』清水さん井浦さんゲスト回)

【ラジオ「ポルノグラフィティ晴一のカフェイン11」レポ】
※多少抜け漏れあります。

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ようこそ、魅惑の文房具の世界へ。
今日はきっと、深い話が聞けると思います。


お盆最大9連休真っ只中。おめでとうございます!平均で5.2日。9連休かぁ、最近GWとかお盆休みとか長くなってきたねだんだんね。
最近はお盆玉が浸透してきてるようで、平均9000円くらいもらえるそう。…子どもが?
今浪さん「そうです」
いらん、いらん風習だなぁ。
今浪さん「ふっふふふふ、認知度が年々上がってると」
いらん風習だなぁ。
これ他の子どもにもあげんといけんの?
今浪さん「ま、正月と同じ感覚ですね」
いらん風習だなぁそれー。
今浪さん「ふふふふふふふ(笑)」
人に会うたびに、「あ、はいっ、お盆玉」って?
…ああまぁ、大人の皆さんもぜひお盆休み、楽しんでください!

さて今夜のカフェイン11は、今日ステージに立ったROCK IN JAPANの感想はまだ話せないので…ラジオの国の時間の都合でね。ま、それは後日またいただいた感想とかを紹介させてもらいたいなと思います。
そんな中、今夜はゲストをお迎えしてのスペシャルですね。はい。
めくるめく、魅惑の文房具の世界へようこそですね。
先日万年筆についてこのカフェイン11で話して、それをお知りになった『趣味の文具箱』さんから、インタビュー受けて…そん時ぜひゲストにってお願いしたら快く来てくださいました。
雑誌『趣味の文具箱』の編集長・清水さんと、副編集長の井浦さんに今日は来ていただいています!
文具の世界、特に万年筆の世界ですね、深い部分まで伺ってみますし、僕が1番楽しみにしております。


♪メリッサ


ちょっと質問

君は文房具、興味ありますか。
先日僕は万年筆について語りましたが、最近面白い文房具が発売になったそうです。
枕になるペンケース。サンスター文具から、仮眠用の枕として使えるペンケース、その名も「NEMUMI(ネムミ)」を発売。

2015年のアイディアコンテストで、ジュニア部門の佳作に選ばれた枕筆箱、だそうです。これを商品化したものだそうです。
これ、ジュニアアイデアコンテストってことはジュニアが考えたってことですよね。…アホなこと考えますねぇ(笑)
今浪さん「(笑)」
ふふふ(笑)、はいぜひ、仕事中に寝たい方は、この(笑)、枕筆箱を購入してみてはいかがでしょうか。
ちなみにこういった文房具はこの方たちにはどんなふうに映るんでしょうか?
ご紹介します、本日のゲスト、雑誌『趣味の文具箱』から、編集長の清水茂樹さんと、副編集長の井浦綾子さんです!よろしくお願いします!

清水さん・井浦さん「よろしくお願いしまーす」 (SE:👏👏)
晴一「わざわざありがとうございます!ほんとに、こないだ取材していただいて。ほんとに刺激的な時間で…」
清水さん「いえいえ、ありがとうございます。この番組がきっかけになって、取材をお願いしまして。ありがとうございました」
晴一「もう…ね、井浦さんと、小日向さん!ライターの小日向さんの話が面白すぎて!」
井浦さん「ちょっと2人で話しすぎましたね」
清水さん「(笑)」
晴一「はははは!いやあ、文具愛ですよね」
井浦さん「はーい」
晴一「もうほんとに、『好き』っていうのは、こういうこと、趣味っていうのはこういうことを言うんだと。
まぁ若いマネージャーとかもいるから、若い男の子がいるから、『お前趣味何?』って訊いたら『あ、ラーメン食べるのとか好きですよ』って。『じゃあおいしいとこある?』って訊いたら『うちの近くのあそこと…』、お前んちの近くのとこなんか知るかと。あと有名なとこが2つか3つ。そりゃ好きとは言わないと」
清水さん「(笑)」
晴一「東京なら東京の各区で、とんこつラーメンならここで、麺の種類がこうで…ここまで言えて趣味だ、っていうのがこの、趣味の高みですよね。それをね、お2人に見せていただいて…」
井浦さん「いえいえ」
晴一「すごく面白かった」
清水さん「ちょっとでも、取材って感じじゃなかったですよね」
晴一「僕がレクチャー受けてました(笑)」
清水さん「レクチャー(笑)…ちょっとなんか圧力高めの、店員に囲まれた…」
晴一「いやあ(笑)」
井浦さん「なんか興味を持ってくださるのが嬉しくて、ちょっとこっちがテンション上がっちゃって」
晴一「いやあ楽しかったな。普段どれほど文房具って持ち歩いてるんですか」
井浦さん「持ち歩きは…そうです、スタメンを3本とか」
晴一「スタメン3本?」
井浦さん「はーい」
晴一「あれ、小日向さんもっと出てきたよいっぱい」
井浦さん「そうなんです、彼女は飛行機に乗る時に、必ず止められてチェックされるくらい…だいたい20本くらい持ってるんじゃないでしょうかね」
晴一「あー…そんな使うことあるかな?」
井浦さん「なんか全部ペン先も違うし、入れてるインクも違うし、その用途によって気分によって変えるっていうのに、対応したいらしくて。万年筆だけじゃなくてボールペンも彼女好きなので」
晴一「たくさん…」
井浦さん「はい。そのくらいの本数になっちゃうんですね」
晴一「おぅ…ちょっとお2人を紹介します。清水さん、編集長」
清水さん「はい」
晴一「1965年福島県会津若松生まれ。白虎隊ですね。2004年から文具情報誌『趣味の文具箱』編集長、ステーショナリーマガジン『ノート&ダイアリースタイルブック』も手掛けると。文具の世界の第一人者…第一人者!?」
清水さん「第一人者(笑)」
晴一「すげえ!!この深い文具の中で!?」
清水さん「まぁでも文房具の雑誌って、少なくて、定期的に出してる雑誌はたぶん日本で1種だけじゃないかなと思います」
晴一「あ、なるほど。ムック本…ムック本って言い方かわからんけどなんか…」
清水さん「単発で出てくるのはいっぱいあるんですけれども、なかなかまぁ…『趣味の文具箱』は年4回出してるんですけど、」
晴一「はい。日本で、ひとつ?」
清水さん「日本でひとつだと思います。で、あとあのー、インクの成分調べたりとか、万年筆分解してレントゲン撮ったりみたいなこともしてるので…(笑)」
晴一「あはは!(笑)」
清水さん「そういう…」
晴一「レントゲン」
井浦さん「バラしてなんぼ」
清水さん「そういうことやってる雑誌は世界でもないんじゃないかなと思います、はい(笑)」
晴一「だから、僕も存在はもちろん知っていましたけど、詳しく拝見したことがあまりなくて。で、ここ最近すごく興味を持って、その趣味の文具箱って言葉を出すと、ひっかかる人はすごいひっかかる!だから熱烈なファンがいるってことですよね」
清水さん「そうですね、あのー、ただ読者の方は、下は9歳から」
晴一「9歳?」
井浦さん「6歳ぐらいからね、いますね」
清水さん「6歳ぐらいかな。ま、下は小学生から上は90越えのおじいちゃんまで、すごい幅広いんですよ」
晴一「趣味文って言うんですよね、略してね(笑)」
井浦さん「はい(笑)」
晴一「俺も趣味文って言おーって思って(笑) ほんとにもう、マニアックっつったらマニアックですし、もちろん文房具好きの入り口に立った人には教科書になるしどっぷりハマっている人にはその知識をこう、満たす内容になってるってことですよねぇ。
でもこういう本って、見本がないわけじゃないですか」
清水さん「はい」
晴一「ま、女性ファッション誌であれば横にいくつかあって、それとの比較やらなんやらで作っていけると思うんですけど、日本で唯一、世界でも数少ないってなると、…どういう考え方で作っていくんですか」
清水さん「ま、基本はやっぱり自分が読みたい雑誌?元々万年筆とかに興味を持って、なんか知りたいなと思ったんですけど、なかなか本屋さん行ってもないし、まぁ15年前なので、インターネットはね、今みたいに簡単に見れる状況でもなかったので、なかなか情報を知ることが難しくて。であれば、自分の仕事を利用してというか(笑)、企画を立てて本を作れば、自分も詳しくなるんじゃないかなみたいなとこから始めたので、自分の知りたい事を盛り込んでこうってな考えで」
晴一「ご自分が、もう知りたい事を」
清水さん「そうですね」
晴一「50号が出たんですよね」
清水さん「そうですね、はい」
晴一「ということは10何年前に発刊された…」
清水さん「ちょうど15年前ですね」
井浦さん「2004年ですね」
晴一「だからもう清水さんが作った、雑誌」
清水さん「そうです」
晴一「ほぁ~、その時、他の人たち…いるでしょ?出版社の人たち」
清水さん「ええ」
晴一「で、『趣味の文具箱』を作りたいって言った時はどんな反応だったんですか」
清水さん「何それ?って感じでしたね」
晴一「何それ(笑)」
井浦さん「最初、2001年ぐらいに企画書を出して、そしたらなんて言うんでしょう、『書籍だったらいいけど雑誌のボリュームは無理なんじゃない』って却下されて、3年ぐらいちょっと休んでたんですよ。待機してた」
晴一「はい、はい」
清水さん「寝かしてた」
井浦さん「あっ、寝かしてた(笑)」
晴一「あ、井浦さんも立ち上げからの…」
井浦さん「そうですねー」
晴一「もう雑誌読むと井浦さんの名前と小日向さんの名前ばっかりですよね(笑)」
清水さん「(笑)」
晴一「ふふ(笑) まぁそういう、右腕左腕の人たちがいながら、清水さんが作りたい雑誌を作り上げてきたっていう」
清水さん「そうですね。あとはまぁ会いたい人に会って、行きたい場所に行ってみたいな」
晴一「ほ~ん」
清水さん「工場行ってきたりだとか、万年筆を一生懸命砥ぐ、職人さんがいて…」
晴一「セーラーの」
清水さん「はい」
井浦さん「広島…」
晴一「呉なんですよね」
清水さん「はい」
井浦さん「なんです。すごい近い…」
晴一「前、趣味文の取材を受けたあとに、えっと、伊東屋
清水さん「銀座伊東屋
井浦さん「銀座の」
晴一「お2人に、『聖地は伊東屋だから』っつって、さっそく行ってみて、万年筆1本買ってそれをツイートしたら、すぐセーラーの人から」
井浦さん「そうですよね、セーラー万年筆の広報さんが反応して(笑)」
晴一「なんか深いところに繋がっていってるぞ俺!つって…」
清水さん「ふふふ(笑)」
井浦さん「結構あの、ポルノグラフィティのファンの方で、『趣味の文具箱』を読んでるっていう、接点になる方がそこそこいて…教えてくださるんですよ、私たちに」
晴一「あーなるほどファンの方が」
井浦さん「はい。で今回も、お姉さま2人っていうので、こう『(笑)』みたいな…」
晴一「『(笑)』みたいな…(笑)」
井浦さん「ツイートをしてる方が、いましたね」
晴一「なるほどぉ。この後も、もちろん僕が聞きたいのでもっともっと深く聞いていきたいと思うんですけど、1曲、聴いてください」


ハネウマライダー

 
晴一「本日のゲスト、雑誌『趣味の文具箱』、略して趣味文、の編集長清水さん、副編集長の井浦さんに来ていただいてます!」

ちょっと質問

お2人の仕事で、職業病だなって思うことってありますか!

晴一「清水さん!」
清水さん「んー、たくさんありますね。まずは、万年筆が気づいたらどんどん増えちゃって」
晴一「増えてますか」
清水さん「すごいことになっちゃってるみたいな」
晴一「どれくらいありますか」
清水さん「数ちゃんと数えたことないんですけど…40本くらいかなぁ」
晴一「よんじゅっぽん」
清水さん「新藤さんのギターよりは少ないと思うんですが」
晴一「確かに。ギター多いな俺…
40本あると、どうするんですか?3~4本持ち歩くとしたら、他の30何本はどうしてるんですか」
清水さん「ペンケースに入れて、やっぱ自分も10本くらいはいつも、持ち歩いてるかなぁ」
晴一「10本」
清水さん「はい」
晴一「それはまた用途が違うんですか。あ~あるなぁそこに、なんですかそれは」
井浦さん「持ってきちゃいましたね、今日ね」
清水さん「会社に転がってるおっきなペンケースを…」
晴一「ぃゃあはは!すげえなあ!あとで写真撮らせてください」
井浦さん「B4サイズくらいありますね」
晴一「あれですよね。Macbook?の一番小さいサイズのカバーくらいの」
今浪さん「…ノートパソコンじゃなかった…(笑)」
井浦さん「A3サイズくらい」
晴一「すげえなあ~」
井浦さん「これ40本超えてるんじゃないでしょうか」
清水さん「超えてる?」
井浦さん「万年筆だけだと40ぐらいで。ペンシルもね、好きなんですよね」
晴一「なるほど!ちなみに、こん中でもし自慢の1本を紹介してもらえるとすれば?すごいな、壮観だな」
清水さん「そんなにね、高級なものがあったりとかではなく、どちらかというとこう…万年筆好きとか、読者の皆さんがいっぱい持ってそうな標準的な。万年筆好きならこれ持ってないとダメでしょみたいなものが多いですね」
晴一「なるほど。触ってもいいですか?」
清水さん「どうぞどうぞ」
晴一「これは?」
清水さん「これはペリカンっていうドイツのメーカーで、スーベレーンM800っていう、読者アンケートを取ると一番人気のあるモデルですね」
晴一「書いとこ。すーべれーん…」
清水さん「スーベレーンのね、M800っていう」
晴一「すー・べ・れー・ん…」
井浦さん「取材の時にね、新藤さんのお持ちのラインナップ見て、『ペリカンがないですね』みたいな…」
晴一「あー」
井浦さん「これ押さえときましょうっていう…」
晴一「そう、あの、俺まだ入り口やけそんな持ってないんだけど、俺のこう万年筆見てもらったらそれでもうわかるんですね。『あっ、入り口だな!』っていう…」
井浦さん「いやいやいや、でもすごくなんていうんでしょう、実用的な、ちゃんと性能がいいのを抑えていらしたんで、すごい堅実なチョイスだと思いましたね」
晴一「それをもう万年筆の種類見るとわかるんですよね」
井浦さん「ちゃんと書く人だなぁと思いました」
晴一「あ、そういうのもね!」
井浦さん「ちゃんと使ってる人っていう…」
晴一「あの、野球好きがグローブ見たらこいつは内野か外野かわかるみたいなもんでしょ」
清水さん「(笑)」
井浦さん「そうですそうです、かっこばっかりって言ったらアレですけど、ファッションから入って、外観の綺麗さから入る人ももちろんいて、それも趣味の楽しみ方のひとつだと思うんですけど、書くことを目的で入る人はやっぱり国産だったり、」
晴一「んー」
井浦さん「実用的なペンから入るんで、明らかにこれは書くために選んでる方だなってのがわかりました」
晴一「すごいな。…これはなんですか?カッコイイ」
清水さん「これはー、ドイツのカヴェコっていうメーカーの…それボールペンですね」
晴一「かっこいい(小声)」
清水さん「(キャップを)お尻に差すと、ちょうどいいようになる…。書いてみてください」
晴一「カヴェコ(小声)」
清水さん「ローラーボールといって、水性のボールペンですね」
晴一「…なんか、ドライバーみたいな恰好ですね」
清水さん「そうそうそうそう」
晴一「ほぉ~…カッコいいなこれも。確かに増えてく気持ちがわかります」
清水さん「別に集めてるわけじゃないんですけど、気づいたらこんなんなっちゃったという」
晴一「あははははは!(笑)」
井浦さん「気づいたら(笑)」
清水さん「ということが多いですね。集めてるわけじゃないんだけど」
井浦さん「いつの間にかね」
晴一「この、井浦さんと小日向さんの(私物の)中にもあったけど、この透明の万年筆いうのも、結構ありましたよね?」
清水さん「はい」
井浦さん「そうですねー。ちょっと流行りなのかもしれないですね。インクが人気で色々な色が使えるので、そのインク色が見えるっていう」
晴一「ふーん」
井浦さん「残量がよくわかるので、交換のタイミングを逃さないって言うんでしょうかね」
晴一「はぁー…」
井浦さん「揺らぐじゃないですか、その揺らぎを見て…」
晴一「」
井浦さん「(笑)」
晴一「取材の時にお2人でこうやって、『中の軸と、インクの色を合わせるとお洒落なんです』って。『そうですね、中のも見えますね』って中の(インク)を揺らしたら、お2人が『これを見てるだけで癒されますよね』って…中の、インクを…」
清水さん「インクを太陽に透かしたりとかね」
晴一「(笑)」
井浦さん「すみません(笑)、気持ち悪いですか?大丈夫ですか(笑)」
晴一「やっぱその域まで行かないと…やっぱラーメンで言うと食うだけでなくて、それを眺めてるので癒されますよねって域まで行って、ラーメンが趣味と言えると思うんですよ」
清水さん「ふふ(笑)」
晴一「やっぱインクの揺らぎを…(笑) 中のインク見て…(笑)」
井浦さん「うっとりするとかね、ときめいちゃうみたいなこと」
晴一「そうですね、やっぱギターもそうですけど、やっぱギター見て酒が飲める、っていうのがものの魅力だったりするから…これもカッコいいな、これは何ですか」
清水さん「それはね、さっきのペリカンのM800の透明なバージョンです」
晴一「M800の透明バージョン」
清水さん「うん、うん」
井浦さん「限定ですね。たぶん今は…あ、でも」
清水さん「ちょっとだけ」
井浦さん「探せばあるかもしれないですけど」
晴一「この赤の色もいいですねこれね~」
清水さん「これは校正用に、原稿の。に使ってます」
晴一「あ~なるほど。赤入れる時に。今インクって、世の中にどれくらいあるんですか」
清水さん「インクは軽く1000種類、1000色以上はあると思いますね」
井浦さん「あの、今(『趣味の文具箱』の)51号作ってて、インク特集なんですけど、たぶん1400(種類)くらいになるんじゃないかと」
晴一「1400?」
井浦さん「はい。純正のものが700色以上あって、それはペンのブランドとかインクのブランドなんですけど、それ以外にショップオリジナルって…」
晴一「はい、はい」
井浦さん「ね、以前触れてくださいましたけど、それだけで700くらい…」
晴一「(息を飲む音)」
清水さん「ちょうど付録をね、インクのカタログの付録を作ってるところなんですけど…」
晴一「おお…っはっはっはっはっはっは!(笑)」
今浪さん「お~すごーい!」
晴一「見開きじゃなかった(笑)」
井浦さん「次の号、これがもう1枚、ショップオリジナル版を作っています」
清水さん「ひとつで800くらいなので、それが×2」
晴一「は~。これ何折り?」
清水さん「蛇腹折り」
井浦さん「四つ山五つ折かな」
清水さん「(笑)」
井浦さん「ちょっとね、限界なんですよね、両手を広げるのに」
晴一「裏もある…すごいなぁチャートですよね。で全部1個1個塗って?」
井浦さん「はい。全部塗りました」
晴一「これ編集部にはインクのボトルがむちゃくちゃあるってことですか」
井浦さん「はい」
清水さん「専用のラックがあって、そこにめいっぱい詰まってますね」
晴一「はぁ…あの、ほんとはラジオなんで、リスナーの皆さんに文具の良さみたいな、僕もある程度かみ砕いて伝えようとするんですけど、今俺が興味がありすぎて…全然…(笑)」
今浪さん「(笑)」
清水さん「(笑)」
井浦さん「(笑)」
晴一「リスナーの方向けに喋ってないけど(笑)、あー…」
井浦さん「一応前提としては、ペンのブランドの純正ブランドのインクを入れてくださいってのは建前、というか、基本なんですね。で、違うメーカーのインクを入れると、メーカー保証外にはなっちゃうんですけども、きちんとメンテナンスすれば、そんなトラブル起こることはないので、っていう前提…その前提をみんなちゃんとわかっていながら、色々インクを遊ぶというね」
晴一「なるほど…ま、もちろんパイロットとかセーラーの純正もあるし、そのショップのオリジナルで、どこそこの桜色とか、どこそこの夕陽の色だとか、やっぱりそういうのすごいあって…俺前広島で買ったのが、なんか瀬戸内海の夕暮れの色だとか…」
井浦さん「ああ、そうですか」
晴一「なんか、そういう遊びみたいなこともありますもんね」
清水さん「その、旅ごころ?旅情をくすぐるみたいなとこは、旅行ついでに文具やさんによって、お土産としてインクを買って帰る」
晴一「お洒落ですよね」
清水さん「思い出に残るんで、そうすると」
晴一「はあ~」
井浦さん「先駆者が神戸インクっていうブランドの、インクで」
晴一「これ?」
井浦さん「神戸の、地名とそこからまつわる色を…」
晴一「あ、ほんとだ」
井浦さん「74色目まで出てるのかな。そこがやっぱり全国の文具店の中でもパイオニアというか、トップブランド…」
清水さん「ここから始まったっていう」
晴一「神戸だからね、『波止場ブルー』っていう。いいですよね」
井浦さん「ご当地インクとして、地元愛を深めるわけですね。旅先のお土産にしたりとか」
晴一「小日向さんはこれで、手紙を書くわけですね」
井浦さん「そうですねそうですねぇ」
晴一「なんちゃらホテルでね。海峡ブルーだとか、グリーン…なるほどね」
井浦さん「広島版もありますよ、今回熱く…田山文具さんってところが」
晴一「あっ、そうだ。そうそうそうそう。駅前にあるやつですよね。この、ほんとにブルーブラックだけでもうたくさんあるから、とにかく紙に合わせて、ペンに合わせて、ブルーブラックだけでもいくらでも選択肢があるんですよね」
清水さん「そうなんですよね、はい」
晴一「その自分の気分に合うやつを合わせようとすると…沼なんですよね」
清水さん「どんどん増えちゃって、どんどんふかーいとこに行っちゃうって感じですよね」
晴一「ふかーいとこに…」
井浦さん「新藤さんも、あれですよね、何色か使ってて、今の気分っていうか、『これにはこっちのがいいな』っておっしゃってましたよね。微妙な青の違いなんですけどね」
晴一「英語の勉強するときにはこっちのちょっとくすんだ青で、ざらざらした紙に書いた方が、なんか勉強してる人みたいなノートに見えるとか」
井浦さん「落ち着いた気持ちになるみたいな」
晴一「で、グリーンってなかなか使いにくいなと思ってたけど、やっぱりグリーンの表紙のノートに書くと、かっこいいんだなとか。
これは、たとえば、編集長のやつは全部インク入ってますか」
清水さん「えっとね、入ったり入ってなかったりしますね」
晴一「それのベストマッチはもう、見つけられてるんですか」
清水さん「いやもう、気分によって変わっちゃうんで…」
晴一「あ、変わるんですね?」
清水さん「変わっちゃいますね。季節によっても変わるし…」
晴一「このペンだからこのインクを入れようって決めるんじゃなくて…
清水さん「全然決めてないですね」
晴一「そん時によって」
清水さん「はいもう、バラバラです」
晴一「で書いたらもう違っちゃったなあって時もあるでしょ」
清水さん「全然あります」
晴一「そういう時どうするの、書ききる?」
清水さん「えーとねぇ、抜いちゃうときもあるし…」
晴一「それやりはじめたらキリない」
清水さん「キリないですねぇもう、夜中の3時とかになって(笑)」
井浦さん「いつもなってるっていう(笑)」
晴一「いつもなってる…ははは!(笑)」
井浦さん「水道でインクをずっとこうやってるっていう…(笑)」
清水さん「たまーに夜中の2時ぐらいにインク瓶倒して…」
晴一「あー」
清水さん「絨毯にこぼして、拭き掃除一生懸命してるみたいな(笑)」
井浦さん「ながーい時間になりますよね」
清水さん「それはそれで楽しい時間なんですけど(笑)」
晴一「ずーっと洗って…(笑) あの、すごいステレオの、オーディオマニアの方とかは、なかなか…悩みは、アルバム1枚聞けないって言うんです」
井浦さん「ん~」
清水さん「うんうん」
晴一「ちょっとセッティング変えたり、ケーブル変えたりする…まぁその時間が、音楽聞くのとおんなじくらい面白いって言うんですけど、やっぱ趣味の世界ってそういうことありますよね」
清水さん「そうですね。組み合わせ、選択の自由がどんどん増えれば増えるほど、楽しみも広がってくるみたいなとこありますね」
晴一「あっ、…すいません曲行かないといけなかった…(笑) はい、いったん曲です」


サウダージ


晴一「曲中に、ディレクターから、方向修正の…(笑)」
今浪さん「あはは!(笑)」
晴一「指示が入ったんで、リスナーさん向けに話していきたいな。えっと、井浦さん、は」
井浦さん「私も、40本くらいありますかねぇ~」
晴一「今なんかあります?」
井浦さん「今、持ってるのはこのプラチナ万年筆」
晴一「あ~、鮮やかなブルーの」
井浦さん「センチュリーですね」
晴一「あ~…」
井浦さん「これは夏になると…ターコイズ色なので…6、7、8月くらいに使うペンって感じですかね(笑)」
晴一「あははは!」
清水さん「(笑)」
井浦さん「夏になると出してくる、っていう」
晴一「季節ですね!これ、こないだの取材でもそうですけど、女性だと…今、清水さんのペンケースを見させていただいてますけど。ま、もちろん綺麗な色もあるけど、ちょっと男性的なのは…ざっと、見た感じ。で、お姉さん2人のは、ちょっとこう」
井浦さん「そうですねぇ~。色で買うってのはありますよね」
晴一「女性にとってはやっぱ手に映える万年筆っていうのもあるってことですか」
井浦さん「う~ん。あの、趣味の文具箱の読者の方は、男性も女性も色で選ぶというか、あまり男女差はないかと思うんですけど。どちらかというと太さ、ですかね。ペンの、軸の太さが男性の場合はより太い軸の方が持った時に安定して、女性はやや細めの軸を好む傾向にある」
晴一「ん~」
井浦さん「なんか持ってる時の手が綺麗に見えるかっていうのが、ネイルと合わせたりとか…」
晴一「はぁ~…深いじゃろ?ネイルと合わせるのよ?ペンを」
井浦さん「男性はその、観点はあまりないかな?って。握りやすさがあるっていう」
清水さん「男性はあと、胸ポケットに差すってことがあるので、差した時にどんなふうに見えるかみたいな。シャツの色に合わせるとか」
晴一「は~」
清水さん「みたいなことは考える」
井浦さん「そうですね。女性は胸ポケットには差さないですよね。あくまでこういう時の所作の、綺麗に見えるかっていう」
晴一「で、持ちやすさもあるけど、腕時計と一緒でちょっと細い方が…」
井浦さん「そうですね~」
晴一「みたいなことが、万年筆のサイズにもあるってことですよね」
井浦さん「新藤さんお持ちのカスタム漆とか、極太の軸とか持つと、ちょっと威圧感出ますよね、女性はね」
晴一「威圧感。確かに」
井浦さん「自分の自宅で書きものするときはいいと思うんですけど、外で使う時はちょっとキラキラっとしたものが、女性は好まれるかなと、思いますね」
晴一「ん~」
清水さん「これはモンブランの、モーツァルトの限定モデルなんですけど、ここに、ペンの一番上のとこに小っちゃくダイヤがついてたりするんですよ。キラキラ光る…」
晴一「ん?ここ?」
清水さん「ここですねぇ、ここにね」
晴一「あ~なるほどぉ~」
清水さん「ポケットに差したときに、正面を向いてちょっとだけキラキラするみたいなね」
晴一「なるほど~!…深いなあ!書いてないときも、ちょっとした…」
清水さん「お洒落の道具にも使えるってことです」
晴一「…あ、これも万年筆だ」
清水さん「短くて…よくミニペンとかって言い方しますけど、持ち運びしやすい…」

晴一「ん~。これもし、えっと、リスナーの皆さんの中で、マイファースト万年筆を選ぶとしたら、なんか指標…」
清水さん「結構難しい質問であるんですけど、あの、雑誌の記事でもよく『最初の1本はどれ』みたいなことやるんですけど、」
晴一「はい」
清水さん「なかなか絞り込むのは難しいんですけど、やっぱり、万年筆のペン先って、金、多くは十四金を使ってるので、できればその、金を使ったもの。国産のものであれば、だいたい安くて5000円、平均的1万円ぐらいからはその金ペンと呼ばれる金を使ったペン先がついてるものがあるので、そこから始めるのがまぁ無難かなと思いますね」
晴一「金の方が、書き味もそうですし、腐食もしない?」
清水さん「そうですね。ずっと使い続けることができますね。ある程度、錆びるってことはないんですけど、インクがちょっとつまっちゃったりとか、インクが元で錆のようなものが出来たとしても、金ペンだと復活できるんです」
晴一「ん~なるほど!これペン先っていうのは、育てる楽しみみたいなものあるんですか」
清水さん「先端に、イリドスミンっていう硬い金属が…」
晴一「いり…?」
井浦さん「先端に」
清水さん「イリドスミンっていう…先端にちっちゃーいパチンコ玉みたいのがついてるんです。それがものすごい硬い金属で、それはなかなか減ることはないんですけど」
晴一「見えんこれは(小声)」
井浦さん「(笑)」
清水さん「皆さんやっぱ書き癖っていうか、持つ角度とかひねる角度がみんな微妙に違うので、自分の持ち方によって、その先端の硬い金属が、減るわけじゃないんですけどま、こなれてくるみたいな言い方をするんですけど。いい感じにこう馴染んでくるんですね。そうするとどんどんどんどん使えば使うほど書きやすくなってくるっていう、万年筆の面白いとこがありますね」
晴一「自分の、書き癖に、ペンが合ってくる」
清水さん「そうですね、はい」
晴一「はぁ~…。十四金のペン先だと、そういう楽しみ方もある」
清水さん「それはね、ペン先についてる金属は、金のペン先でもそれ以外の、まぁ鉄ペンって言い方だったりステンレスだったりするんですけども、それとは変わんないんですよ。なのでそこの万年筆を育てる楽しさっていうのは、金ペンでもスチールペン先でも一緒なんですけれども」
晴一「ま、長く使おうとすると…」
清水さん「そうですね、はい」
晴一「十四金の、5000~1万円ぐらいから入って行って…」
清水さん「が、1番無難かなと思いますが」
晴一「それが沼の入り口になってくる…」
清水さん「そうですね」
晴一「で、インクは好きな物を。やっぱり、ブルーブラックが人気なんですね。ブラックじゃないんですね」
清水さん「そうですね。もともとブルーブラックがその、万年筆の標準的な色だったりとか…」
晴一「あ、そうなんだ」
清水さん「昔はみんな帳簿とか手で書いてたので、銀行とかね。そういうところではみんなブルーブラックを使ってたんですね。公文書のインクとしては。なので万年筆のインクと言ったらブルーブラックっていうのが、昔は定番だったんですけども。ま今はね、そういうインクを使って文書を作るってのももなかなか減ったので、選択肢のひとつになってるんですけど」
晴一「もともとはブルーブラックだったってことですね」
清水さん「ブルーブラックは万年筆のインクの、標準的な色」

晴一「これ、あの…井浦さん、ペンを選ぶ時に、十四金かどうかってのがありましたけど、国産ブランドか海外ブランドかと、太字中字細字って、選択肢あるじゃないですか。それはファースト万年筆だと、だいたいどの辺を狙って行けばいいみたいな指針はありますか」
井浦さん「まず国産か海外ブランドかは、クオリティの安定度みたいなところを考えるとやっぱり国産が安心」
晴一「1本目としては」
井浦さん「はい。なんで、国産の、5000~2万円ぐらいのものを買うと間違いない、ですね」
晴一「はい」
井浦さん「で、字幅は、用途によるんですよね。手帳に書き込む方はだいたい細字とか、私いま極細字使ってますけれども、極細でちっちゃい字を書きたい人は細字。
で、手紙とかノート書きをするような方は中字以上。で、極太字でぬらって書く楽しみもあるので、それはしばらく趣味に浸ったあとの方がいいかなという感じですね」

晴一「ああ~これ、今、極太?」
清水さん「極太ですね。ただ単に気持ちいいっていうね、書くと」
井浦さん「筆欲、っていうんですけど(笑)」
晴一「これ太い方が接地面がおっきいから…」
清水さん「インクがいっぱいでてくるんです」
晴一「ぬらぬら書ける」
清水さん「ぬらぬら書ける」
晴一「ぬらぬら」
井浦さん「ただそのペンの、調整と呼んでますけども、具合が良くなってないと、太字ってインクが切れたりするので、メンテナンスがあまりなくて書きやすいのはやっぱり細字、が人気らしいですね」
晴一「確かに(小声)」
井浦さん「細字から入るのが無難、というのかな」
晴一「まぁスケジュール張書いたりするんだったら細字から入ったらと。しかもあれですよね、国産の万年筆は細いんですよね。海外のと比べて」
井浦さん「はい。そうですね。細字Fを国産で選ぶと海外だとEF、極細の表示だったりするので、国産の場合はF(細字)ぐらいがちょうどいいんじゃないかな」
晴一「僕あの、日本語書くときは漢字が書きやすいからって思って中字・細字みたいなのを選んでたけど、ちょっと太い字も、あれなんですよね。特にブルーブラックとか色がついたやつだと、グラデーションが出るんですよね、字の中に」
清水さん「ま、濃淡がね、はい」
晴一「濃淡がね。それがリズムになって、すごい気持ちいいんですよね」
井浦さん「魅力ですよねぇ」
晴一「太字の良さもすごいあるなと、思いました」
井浦さん「お手紙で字を書いてそのインクがちょっとこう濃淡があると、なんかね、綺麗な字に見えるというか、味わいのある字に見えますよね」
晴一「そうなるとやっぱ黒入れると、残念な…真っ黒になると。だからやっぱブルーになってくのかなと思いましたね」
清水さん「最近グレーのインクとかも人気なんですよね」
晴一「グレー?」
清水さん「うん。黒からちょっと淡い色。濃淡が綺麗に出てくれるので。昔はグレーのインクなんて見向きもされなかったんですけど、今グレーのインクはすごい人気がありますね」
晴一「は~、それはチャートでぜひ…ウォームグレー?」
井浦さん「ちょっとね、ニュアンスを与えたいみたいなね。情緒的になるというか」
晴一「うねりのグレー?…(笑) かっこいい(笑)」
井浦さん「名前がまたいいですよね」

晴一「ちょっとあのー、リスナーの皆さんに参考になる情報を引き出せたのか、俺が満足しただけなのか(笑)、ちょっとわかりませんけれども!」
清水さん「(笑)」
井浦さん「どうだったでしょうか…」
晴一「はい!えっと、最後にちょっと僕が聞いてるとずっと続くので、ラジオの時間もあるので…あのー清水さんに…じゃあ万年筆に限定しましょう、清水さんにとって万年筆の良さ、面白さはなんですか」
清水さん「まず、奥深さ。奥が深くて、それが1本あるだけで、いろんな人と…同じ趣味を持つ人が会話ができて、楽しみが広がっていくっていう」
晴一「うん」
清水さん「そういう何かね、生きててよかったなって思えるようないう楽しさがあるので」
晴一「万年筆に!」
清水さん「ほんとに、うん」
晴一「そこまで掘れる?」
清水さん「そうなんですよね。元々、そうじゃないかなと思って雑誌を作り始めたので。でそういう思いは、15年雑誌を作ってきて、まぁ間違いなかったかなと思ってますね。非常に楽しい。ので、まだもし、お持ちじゃない方は…まぁさっきは1万円とかって言いましたけど、500円ぐらいから、いい万年筆もあるので、もし気になる方がいらっしゃったらぜひ入り口にいて、1本500円からでもいいので使ってみてほしいなと思います」
晴一「なるほど。井浦さんにとっては!」
井浦さん「はい。んー、そうですね、毎日生活してる中で、ちょっとこう丁寧に暮らすことに通じるというか、文字を書くっていう行為ってほんとに100円ボールペンでも済むことなんですけれども、」
晴一「うん」
井浦さん「万年筆を持つと、その、いろんな所作も整いますし、綺麗に文字を書こうって気持ちになるので、そういう日々の生活が楽しくなるっていう、外から交流がなくても、1人でも幸せな気持ちが満ちるというんでしょうか」
晴一「満ちる…はぁ~、深いなぁ…語れるようになりたいな俺も。…という、〈お2人にとっての万年筆〉をお聞きしましたけども、ちなみに51号となる『趣味の文具箱』9月号、最新号はどんな1冊になるか教えてください!」
清水さん「えー、まさに今日お話ししたような、万年筆のインクの最新情報をいっぱい集めて、でおそらく1500色ぐらいのカタログが入る…」
晴一「ふふふふふ(笑)」
清水さん「すごい、空前絶後の1冊になると思います」
井浦さん「ちょうど格闘してます」
晴一「ずっとこう試し書きして。…1500!」
清水さん「はい」
晴一「はぁ~、小日向お姉さんも大活躍されてますし…」
井浦さん「新藤さんのね、取材記事を今…『手書き人』という連載の枠で」
晴一「そうか俺のが出るのか51号で!」
井浦さん「はい」
晴一「今度、呉のセーラーに行くんでぜひ一緒に行ってください」
井浦さん 「あーそうなんですか!それはぜひぜひ、喜ぶと思います」
晴一「セーラーの『筆でまんねん』って(商品の)名前付けた人に文句言いに行くので…(笑)」
清水さん「(笑)」
井浦さん「あはは!」
晴一「カッコ悪い名前をね…」
井浦さん「(笑)」
晴一「もう筆でまんねんって…いい万年筆なんだけど、「これどこですか」って(売り場で)聞くのすげえ恥ずかしくて!(笑)」
清水さん「そのね、自由さセーラー万年筆のいいとこだと思いますね、はい(笑)」
晴一「そうですね(笑)」
清水さん「勢いで作っちゃった(笑)」
井浦さん「(笑)」
晴一「ふふふ(笑) はい、『趣味の文具箱』51号は9月発売です!今日はちょっと短い…僕にとってはすごい短い間だったんですけど、楽しかったですありがとうございます!」
清水さん「ありがとうございました」
晴一「また文具選びの相談に乗ってください!『趣味の文具箱』編集部から、編集長の清水さんと副編集長の井浦さんに来ていただきました!ありがとうございました!」
お2人「ありがとうございましたー」


♪VS

エンディング

・50作品目のシングル『VS』発売中
・8月30日~9月9日まで池袋PARCOにてポルノ展、喫茶ポルノもオープン中
・9月7、8日 東京ドームにてNIPPONロマンスポルノ19~神VS神~』開催
・10月13日 幕張メッセ×bayfm 30th ANNIVERSARY SPECIAL THANKS PARTY(晴一のみ出演)
ハルイチノオト

深い話だったでしょう。
今浪さん「んふふふ(笑)」
まだ入り口の入り口ですからね。まぁでも編集長もおっしゃってましたけど、一言に趣味っつっても、ちゃんとそれは、文具でもいいし、野球でもいいし、行きつくと、編集長もおっしゃってたけど、生きてて楽しいとか、幸せだとか、そこまで突き詰められるもんだと思うんよ多くの趣味は。
ま、しかもやるならどうせなら、そこまで行けたらね、人生が豊かになるんだなぁと思いました!


この、万年筆用語で「ぬらぬら」という、幸せ感。

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ディレクター谷脇さんの放送後記

8月12日の放送

今夜は、
「趣味の文具箱」から
清水編集長と
井浦副編集長にお越し頂き、
万年筆の魅力を
たっぷりと語ってもらいました。

男性と女性も
TPOに合わせて
持つ万年筆が
違うという話や
編集長のペンケース
さらには、インクの
カラーチャートには、
本当に驚かされました。

「ぬらぬら」という文字は
晴一が書いたものです。

また、ぜひゲストに来て
違うアングルから、
お話できればと思います。