初めて陸に上がった魚の見た空は…?

好きなことを好きなだけ

カフェイレ 2019年4月29日 時代の空気が反映された音楽にしたいな(Reiさんゲスト回)

【ラジオ「ポルノグラフィティ晴一のカフェイン11」レポ】
※多少抜け漏れあります。

REI

REI

  • 発売日: 2018/11/07
  • メディア: MP3 ダウンロード


平成のあいだは、リスナーのみなさんにはお世話になりました。今日で、平成最後の放送です!


2019年4月29日、10連休3日目の月曜深夜。こんばんは、ポルノグラフィティ・ギター、晴一です。
カウントダウンイベントもあるんですよねきっと。
今浪さん「だと思いますね明日ね!」
平成から令和のカウントダウン。こんなことやったことないもんね?
今浪さん「はい。史上初です」
前の平成ん時はねぇ、昭和天皇崩御と関連してたから、むしろ自粛ムードだったんだけども、今回は新しい時代を、こう迎えるっていうね。盛り上がるんでしょうか。
何しよっか?やっぱり、迎え…何かした方がいいよね。何か、した方がいいよね。カウントダウン?
今浪さん「うーん」
ひとり…カウントダウン?家で。
今浪さん「ははははははは(笑)」
でもなんか…気分が変わるもんじゃねやっぱね。
この、普段西暦みたいなことは…西暦じゃないわ、これ和暦って言うの?
今浪さん「元号…」
元号?いうのをそんなに気にすることはないけど…あの、大みそか・正月は毎年毎年気にするけどね。あ、いま平成何年なんだって気にすることあんまなかったけど、やっぱ元号が変わるっていうのは、なんか新しい…ねぇ?明日が来るみたいで、なんかこうウキウキするもんですね!

今夜のカフェイン11は、先週お伝えしたとおり、ゲスト登場のプログラムです。
シンガーソングライター、そしてギタリストのReiさん。カフェイン11初登場です。


♪フラワー


晴一「では、今夜のゲストをお迎えしましょう、この方です!」
Reiさん「初めまして。シンガーソングライター・ギタリストのReiです」
(SE:👏👏)
晴一「はい!」
Reiさん「お願いします…」
晴一「以前、関ジャムではお世話になりました」
Reiさん「ありがとうございました!」
晴一「どうじゃった?あの番組」
Reiさん「いやー、すごく、異空間で。あの、私もそんなにTVに出る経験がなかったもので緊張しましたけど」
晴一「緊張するよねあれねぇ?」
Reiさん「そうですねー。やっぱこう、自分のスタイルでパフォーマンスすることはあっても、改めて『技法などを分析してください』って言われたら、ちょっとね、畏まっちゃいましたけど」
晴一「ターンアラウンドとか言ったじゃん」
Reiさん「あはは、turn aroundですか」
晴一「turn around」
Reiさん「あはは!」
晴一「turn around、turn around」
Reiさん「晴一さんと鳥山さんいらっしゃったんで、一応そこは同じチームというか、同じ気持ちなのかなぁというふうに…」
晴一「いやー、あの…」
Reiさん「思ってたんですけど」
晴一「鳥山さん、は…あれだからね。ギターマスターだからいいよ。で、君は君でやっぱギター…Reiちゃんギター弾いて上手…上手っていう言い方もちょっと、アレかもしれんけど」
Reiさん「いえいえ」
晴一「弾いて歌も歌えるけぇ」
Reiさん「はい」
晴一「問題は俺よ。俺の立ち位置よ。この、アマチュアバンドから始めてバンドいっこでなんとかこう頑張ってきたのをひとり裸でポンと置かれてもね!(笑)」
Reiさん「あっ、いやいやいやいや…でもやっぱり、みんなが知っているギターフレーズたくさん曲の中でたくさんあるじゃないですか。それが皆さんやっぱり聴きたいっていう思いが、あったんじゃないかなって…」
晴一「よかったな~ほんとに」
Reiさん「その、同じシンパシーを感じます。すごい緊張しちゃいましたけど、はい」
晴一「で、その関ジャム関係でReiさんの音源を聴かせてもらったら、すごい面白い音楽やってらっしゃるなってことで」
Reiさん「あ、はい!」
晴一「関ジャムの時に俺がナンパして…」
Reiさん「ふふふ(笑)」
晴一「ラジオにぜひ、来てもらえないかって言ったら…」
Reiさん「ありがとうございます」
晴一「快諾していただいて、今日来ていただいたんですけれども!」
Reiさん「はい」
晴一「今日はまるっと音楽談義。まずはリスナーの方に改めてReiさんの音楽的背景を紹介したいなと思っております。
今回はあえて!Wikipedia!」
Reiさん「はい」
晴一「Wikipediaにアップしている情報に触れながら、このWikipedia、便利でもありながら」
Reiさん「はい」
晴一「なかなか、本当のことかどうか真偽が定かでない情報も載ってる場合がある」
Reiさん「はい」
晴一「これが、嘘ならご本人に否定していただければと」
Reiさん「はい」
晴一「番組を進めていきたいなと思うんですけれども!
まず、とにかく最初に曲を聴いていただいた方が、リスナーのみなさんはこの後のReiさんのね、パーソナルなことに触れたりする時に入ってきやすいので」
Reiさん「はい!」
晴一「まず、自己紹介代わりにこの曲を聴いていただきたいんですが!」
Reiさん「はい」
晴一「曲紹介を、お願いします!」
Reiさん「はい!それでは、去年の11月にリリースした最新アルバム『REI』より、『My Name is Rei』」


♪My Name is Rei / Rei
youtu.be




晴一「ということで、『My Name is Rei』(←発音よさげ)を聴いていただいたんですけど」
Reiさん「(笑)」
晴一「ふふふふふ(笑)」
Reiさん「はい(笑)」
晴一「こういう、なんていうかな、クラシックスタイルというか」
Reiさん「はい」
晴一「ロックの、まぁそらファンクって言い方でもいいけど…」
Reiさん「はい」
晴一「ね。この、こういうギターを…26歳?」
Reiさん「そうですね」
晴一「が、しっかり弾きこなして、しかも古くさいだけのブルースになるだけじゃなく、しっかり今の音楽として成立しているのがやっぱすげえなと思って」
Reiさん「いやー、そう言っていただけてすごく、嬉しいです。結構あの、音楽的にはオーセンティックな、ロックだったり、ブルースだったり、まぁクラシック音楽だったり。そういうオーセンティックなものも影響を受けて育ってきたんですけど、やっぱ今に生きてるじゃないですか。2019年に生きてるから、そういう時代の空気、が反映された音楽にしたいなというのは、はい、思ってるので」
晴一「それがすごいわかる。これが、始めに言ったようにWikipedia情報でもあるし、関ジャムでも言ってたけど…」
Reiさん「はい」
晴一「まぁ、いいよ。『ニューヨークで4歳からクラシックギターを始める』」
Reiさん「はい!」
晴一「まぁこういうことはまぁ、ね。親御さんからやりなさいって言われたり、やりたいって言ったか…このクラシックギターを4歳で始めたっていうのはまぁ、わかる」
Reiさん「はい」
晴一「で、関ジャムでは5歳からブルースギターをやってたって…」
Reiさん「(笑)」
晴一「言いよったけど」
Reiさん「はい!」
晴一「それほんとなん?」
Reiさん「そうですねぇ、その時はニューヨークに住んでいて…クラシックギターを弾いてる私に、学校の先生が…あのー、なんて言うんですかね。学校のビッグバンドっていうものが存在して、そこの顧問の先生が、『クラシック音楽は譜面を表現する…間合いとか音量で表現するけど、そういうimprovisation、アドリブもやってみないか』っていうことで、学校のビックバンドに誘われて…」
晴一「それ何歳の時?」
Reiさん「それが、5歳とかですね」
晴一「ふっ、ははは(笑) 5歳でインプロヴィゼーションやって自分を表現してみないかと」
Reiさん「ふふふ(笑) まぁ確かにそう言われてみれば不思議な話ではありますけど、まぁスリーコードのジャズブルースとかをやっていまして、マイルス・デイヴィスとか。最初は全部オープンチューニングにして、どの弦を弾いても、スケールから外れないような状態にギターをチューニングして…」
晴一「ああ、なんなら人差し指1本で、横行ったらできるっていう」
Reiさん「そうですね。開放弦もたくさん使って、例えばスリーコードだったら、3小節目は5弦を弾いて、まぁ6小節目は4弦を弾いてみたいな感じで、やってたんで…。
で、ソロを振られたら好きな弦を自分の好きなリズムで弾いたり、するとか…。最初はそんな感じでした」

晴一「あ、なるほどなるほど。それはペンタトニックとかなんとかじゃなくて、自由にギターを使って…」
Reiさん「そうですね」
晴一「表現してみなさいってことだったんじゃ」
Reiさん「そうですね、アンサンブルの中にいる楽しさみたいなのを、そういうふうに味わって…それからクラシックで譜面を習ってたんで、譜面で読むようになって、で、だんだんレギュラーチューニングでも弾くようになったっていう感じなんですけど…」
晴一「なるほど~…」
Reiさん「だから、皆さん感心していただくんですけど、わりとこう人生ゲームとか、パズルやってんのと同じような感覚でブルーズを始めましたね、はい」
晴一「…ブルーズの成り立ち考えたらねえ、おらの嫁はん出てったみたいな話から…」
Reiさん「(笑) 朝起きたらいなかったとか」
晴一「酒が俺の唯一の友達だとか、もっと言やあね、黒人の人たちの辛い労働歌から始まったみたいなこと考えたら、『5歳がいきなりブルーズ始めるんだ!』っていう…」
Reiさん「(笑)」
晴一「でももうちょっと明るいもんじゃったのね、その環境自体は」
Reiさん「そうですねぇ、例えばオーバーオールとかも、発祥した頃は作業着みたいなことだったと思うんですけど…時代背景を掘り下げていったらもしかしたらその、ファッションから来たファッションアイテムじゃないかもしれないけど、今はそんなこと知らない人ばっかりで…」
晴一「なるほどね」
Reiさん「カッコいい形だな~みたいな感じでみんな着てるから…まぁブルーズも、わりとそこの時代背景とかもちゃんと勉強されて、演奏する傾向がありますけど、
むしろ私は同世代とか、若い方たちに、『あ、なんかよく知らないけどカッコいいじゃん』みたいな感じで聴いてくれるようになったらいいなーって思うんですよね」

晴一「なるほどねぇ。…そして『小学校の友達に誘われてロックバンドを結成した』」
Reiさん「はい」
晴一「これほんと」
Reiさん「そうです、はい」
晴一「で、17歳で上京!」
Reiさん「はい」
晴一「デビューが?」
Reiさん「デビューがですね、2015年ですね最初にCDを出したのは」
晴一「ちょっと(時間)かかったね」
Reiさん「そうですね。まぁ、色々アドベンチャーも、ありました」
晴一「アドベンチャーが、あったのね。(笑) アドベンチャーよ」
Reiさん「でもあの、ポルノグラフィティさんをTVで見て…最初に大阪に広島から行って、そっから東京に出られたっていうふうに、ちょっと…」
晴一「そうそう、そうそうそう」
Reiさん「聞いたことあるんですけど」
晴一「そう、東京が遠すぎて怖かったの」
Reiさん「あ、そうなんですね」
晴一「とりあえずあいだで1回降りようぜっつって、やったんじゃけど(笑)」
Reiさん「へぇ~…」
晴一「まぁ東京遠かったけぇね」
Reiさん「はーい」
晴一「関西じゃろもともとは」
Reiさん「そうですねぇ」
晴一「Reiちゃんが」
Reiさん「そうですね大阪にも住んでいましたし、もう大阪すごい音楽のカルチャーっていうか、盛んですよね」
晴一「濃いよね」
Reiさん「うん」
晴一「俺も大阪おったけわかるけど。まぁ、その東京…もちろん東京もいろんなジャンルの音楽があるのはわかるけど、もちろん知ってるけど、ほんとに大阪って…ちょっと手垢のついた表現でアレじゃけど、コテコテだよねやっぱり」
Reiさん「あはははは(笑) いや、コテコテだと、思います」
晴一「だからブルースバンドのおっちゃんらはほんとにコテコテのブルースなわけ。ちょっと、濃いめの」
Reiさん「はい」
晴一「なんかそんなイメージよ」
Reiさん「なんかこう人情っぽい感じの、その…大阪の人の雰囲気と…」
晴一「なんかはね、まさにそういう感じやけどねぇ」
Reiさん「そうですね」
晴一「そういう、なんか大阪ならではの土地柄だなぁと思いますけれども。
そしてこれまで3枚のミニアルバムとシングル、そして昨年11月にフルボリュームサイズのアルバム…そんな言い方すんの?ま、フルアルバムね」
Reiさん「ふふ(笑) はい、そうです」
晴一「『REI』ね」
Reiさん「はい」
晴一「『REI』を」
Reiさん「『REI』を」
晴一「『REI』を」
Reiさん「ふふふ」
晴一「Rの発音だからね」
Reiさん「はい、バッチリです」
晴一「ちょっと『ウ』が入るんだよね?」
Reiさん「あ、そういうふうに意識したことなかったです」
晴一「あ、君はあっちで習っとるからね」
Reiさん「(笑) いやいや」
晴一「『REI』ね。(笑)」
Reiさん「でも今聴いたらすごい…英詞とかもご自身が書く詞に結構取り入れられたりしますか」
晴一「うん、するよ」
Reiさん「あ~。そういう時は、なんで英語にしようとかここ日本語にしようっていうのはどういう、あの、指標で分けられてます?」
晴一「あ~…まぁほんとに俺らが入れる時は、俺が入れる時は、音だよねもう」
Reiさん「あ~」
晴一「意味合いというよりは」
Reiさん「あ、でもほんと、私もおんなじです。響きをすごい大切にしたいから、英語を使うのって響きが違うから…」
晴一「ただ我々ジャパニーズでやりよると…」
Reiさん「はい」
晴一「まぁほんとに今の、ワンオクとかみたいにどんどん英語使っていく人らの世代はちょっとようわからんけど、ちょっと、流れで行っちゃったりするから…日本人が聴く場合ね。多い、響きね。俺たちが下手に使うとね」
Reiさん「あ、そうなんですね」
晴一「じゃけぇやっぱ日本語とどう交じっていくかというか…そのバランスみたいなのはよく考えるよね~」
Reiさん「はい、はい」
晴一「だって全英詞の、歌も…」
Reiさん「あります、はい。えーとこのアルバムで言うと、『The Reflection』という曲とか…」
晴一「もっかい言って」
Reiさん「『The Reflection』」
晴一「もっかい言うてみよう」
Reiさん「『The Reflection』」
晴一「『The Reflection』…ふふふふ(笑)」
Reiさん「はい。自分の鏡に映る自分のことを対峙して書いた歌詞なんですけど」
晴一「これ、それこそ日本語とか英語とか垣根がないReiちゃんとかはどうすんの、こういう、英語にするか…だって、英語で歌ってる方が気持ちいいメロディだってあるわけじゃろ?」
Reiさん「はい、あります」
晴一「でも、ジャパンで出してるから、これ日本語の方がいい場合…そういう理由で日本語にした方がいいっていうこともあるわけじゃろ」
Reiさん「あります、あります」
晴一「それどうやって…あの、区別というか、使い分けてるの?」
Reiさん「ああ…。私も、晴一さんと同じで響きを一番大事にしていて、ええとまず全部英語で書くんですけど、そっから、ここは日本語にした方がメッセージが伝わる、そして音の響きもいいみたいな感じでバランス取っていくんですけど、」
晴一「うん」
Reiさん「私が思うに、日本語の印象が残るって、あの…必ずしも日本語の詞が多いっていうわけではないなと思って…」
晴一「ああ、ああ」
Reiさん「例えばショートケーキが1個あって、イチゴだけ残ってて、イチゴむっっちゃ甘くって、そのイチゴの印象だけ残ったりするじゃないですか。
でも、実際は量的にはケーキとか、生クリームの部分が多かったりするから、1番重要な1文だけ日本語にして、ほか全部英語みたいな、そんなのも日本語の印象を強くする方法としてありかなと思ってるので…」

晴一「なるほどね!」
Reiさん「曲によってそこは使い分けてる感じですかね」
晴一「あえての、このとっておきのイチゴをここに使うみたいなことね」
Reiさん「(笑) そういうのもあります」
晴一「もちろん英語の詞にも意味があるんじゃろうけど、もしわからない人が聴いても、この一言で曲の言いたいことがわかるとか、強いメッセージになる…ま、そりゃ君ぐらい英語が堪能じゃないと無理だよね」
Reiさん「(笑) いえ、そんなことないですけど、まぁ曲によって全部日本語で、英語ちょちょっとっていう逆のパターンもありますし」
晴一「んー。オッケー。じゃあ曲、行きますか」
Reiさん「はい!」
晴一「僕が、曲紹介しようか?」
Reiさん「はい!お願いします!」
晴一「じゃあReiちゃんで、『The Reflection』(発音怪しめ)…っはっはっは!ダメだこれ!(笑)」
Reiさん「あっはっはっはっはっはっ(笑) 」
晴一「ダメかこれ(笑)」
Reiさん「いや、バッチリです(笑)」


The Reflection / Rei


晴一「俺、昔…」
Reiさん「はい」
晴一「海外行った時の、イミグレーション?」
Reiさん「はい」
晴一「『いくら持ってきた?』って言われて、俺にね?その…税関の人が。税関?入国審査の人が。
で、15だか50だか言う時にフィフティーンだかフィフスだか言ったんよ」
Reiさん「はい」
晴一「そしたら、『An?』って言われて。で、手で5つって言ったら、さ。『Fi、Fi』って(笑)」
Reiさん「え~!?もうやだ~その人~」
今浪さん「(笑)」
晴一「入国管理のおばちゃん、外人のおばちゃんにFの発音直されたことがある(笑)」
Reiさん「そんなむなしいこと…」
晴一「ちゃんと(唇を)噛めと。(笑)」
Reiさん「でも、親切心なんですかね。でもちょっと嫌ですね(笑)」
晴一「Fifteenだ。(笑)
ちなみにちょっと、Reiちゃんのプライベート…プライベートいうか、パーソナルにも触れてみたいと思うんですけれども…初めて買ったCDはなんですか!」
Reiさん「えっとですね、それこそアメリカに住んでいた頃に、セーラームーンの英語版のサントラを買いに行きました」
晴一「おお、クラシックギターやりながらブルースやりながらセーラームーン
Reiさん「ふふふっ(笑)」
晴一「守備範囲が広いね」
Reiさん「広いですかね(笑) まぁそん時は、アメリカでもセーラームーン、英語の吹き替えでやってたんで、それを毎週見てて、その主題歌CDを買いに行きましたね」
晴一「…セーラームーンって、あの服だと戦いにくいよね」
Reiさん「寒そうですよね」
晴一「寒そうだよね。しかもハイヒールで戦いよるもんね」
Reiさん「そうですね~」
晴一「わざわざ変身して戦いにくい服になるよね、あの人らね」
Reiさん「確かに(笑) 変身する前の方が戦いやすそうっていう」
晴一「そうそうそう。せめてジャージぐらいになりゃいいのにね」
Reiさん「そうですね、確かに(笑) 戦隊ものとかの方が逆に戦いやすそうですよね」
晴一「(戦い)やすそうだよね」
Reiさん「ああいう、スーツみたいな…」
晴一「でもあれもちょっとピッチリじゃなくて、防御すりゃええんだけど、…まあいいや」

晴一「ちなみに、音楽に目覚めた頃、邦楽と洋楽って…まぁ楽器としてじゃなくて、聴く方の音楽に目覚めた頃は、邦楽と洋楽どっちを聴いてたの?」
Reiさん「洋楽、が断然多かったですね」
晴一「そうやろうね。小学校の時に、海外におった…だいたいそのぐらいに、ファンになることが多いとしたら。
今は?邦楽と洋楽と、どっちが距離が近いの?」
Reiさん「あ、でも両方、同じぐらい聴きます今は」
晴一「あっ、そう?」
Reiさん「中学生の頃から邦楽も聴くようになりまして、それはなんか、日本語の歌詞がすごく素敵だなと思って…あの、それこそポルノグラフィティさんも聴いてましたし、」
晴一「あらら」
Reiさん「山崎まさよしさんとか、あとはユーミンさんの歌詞とか、松本隆さんとか、阿久悠さんとかの歌詞とかを読んで…あんまり日本語の歌詞に思い入れがなかったんですけど、『わ、日本語の詞って美しいな』と思って、そういうところからだんだん色々、J-popを聴くようになりました」
晴一「Reiちゃんぐらいの英語力があると…ラップの人らの歌詞も聞き取れるん?」
Reiさん「はい、そうですねぇ」
晴一「あれって、ほんとに俺たち全く聞き取れんわけじゃん。そもそもが、歌詞カード見ても何言いよんのか…あの人らめっちゃ韻踏むけぇさぁ」
Reiさん「うんうん、そうですねぇ」
晴一「あれが理解できたらどういう風に聞こえるんか…」
Reiさん「あー、いやでも、すごくアクセントっていうか訛りの強いラッパーの方もいらっしゃいますし、あとエミネムとかも、超高速のラップとかあるじゃないですか。
あれはさすがに、なんかこう断片的には聞こえてくるけど…っていうのももちろんありますけどね」

晴一「歌詞が聞こえてくると、ああこの人らは言葉のリズムでも表現してるし、内容も結構…社会派のこと言うじゃん」
Reiさん「そうですね」
晴一「好きだ嫌いだだけじゃないじゃん」
Reiさん「まぁ、ね。エミネムの『Mockingbird』っていう大ヒット曲がありますけど、すごくストーリー性が高い曲で、例えばイルカさんの『なごり雪』とか、あとは『トイレの神様』みたいな感じで、わりとこうストーリーを追って聴くラップ、みたいな感じなので、ラップの中でもそういう曲は意味が重要になってくるから、わりと聴きながら涙したりとか、感情を揺さぶられたりとかもありますけどね」
晴一「そう聴くと洋楽って…俺も洋楽聴くけど、聴くっていうか聞いてるって感じかなぁ。意味合いってよりは。でも歌詞の意味がわかりゃ、もうちょっと違うんだろうなぁと思うな~。練習しよ!」
Reiさん「(笑)」
晴一「勉強しよ。はい」
Reiさん「はい」

晴一「えーと、ミニカーを集めている?」
Reiさん「はい、そうですね」
晴一「ミニカーを集めている(笑) 何のミニカー?」
Reiさん「あのー…そうですね、2種類を主に…3種類かな?フランスのシトロエンって車が好きで…」
晴一「ルパンのやつね」
Reiさん「はい、そうですね。軽トラも好きで、国産のサニートラックとかの、トラックが好きで、そういうジャンルも集めてますし。あとグリコのおまけで、車のシリーズがあって。主にその3種類を集めています」
晴一「…軽トラが好き…ここを掘っていくとこの時間じゃ終わらんよね」
Reiさん「(笑)」
晴一「Reiちゃんの光か闇かどっちかがきっと、たどり着いちゃうねきっとね(笑)」
Reiさん「晴一さん何か、集めてますか?」
晴一「俺ねぇ、コレクターが全然ないんよ。ギターもね、結局数はいろいろあるんだけど、テレキャスばっかり何本持ってるとか、」
Reiさん「はい」
晴一「レスポールばっかり何本持ってるとかってことはあんまりないんだよね。…ギター何本持ってる?」
Reiさん「あー、数えてはないんですけどねぇ…ま、でもおうちも狭いんで、わりとちょっと、人口密度が高くなってきたかなって感じはありますけど(笑)」
晴一「(笑) あの時ファイアーバードか何か弾きよったんだったけね?」
Reiさん「はい、そうです」
晴一「で、『COCOA』のあれではテレキャスかなんか弾いてる?」
Reiさん「あれは…ジャズマスターですね」
晴一「ジャズマスかぁ、そうかそうかそうか」
Reiさん「晴一さんもジャズマスター使われてますよね?」
晴一「持ってるのは持ってる。ジャズマス難しいよねあれねー」
Reiさん「音作りが難しいですよね。個性も立ってますしねぇ、凶暴なのが、カッコいいんですけど」
晴一「ブリッジまでが長いけぇ暴れるよねー」
Reiさん「そうですねー」
晴一「やっぱジャズマス弾きの人がいるけぇね」
Reiさん「うんうんうん」
晴一「あれストラトテレキャスレスポールみたいに、ちょっと持ち替えてみようって楽器じゃなかなかないよねぇ…」
Reiさん「うーん。やっぱ逆にこうストラト持つと弾きやすっ!ってびっくりしますよね(笑)」
晴一「音も作りやすいしね」
Reiさん「そうですねぇ。あっ、晴一さんにラジオ呼んでいただいたら、ぜひ音作りの話は聞きたいなと思ってたんですけど」
晴一「おお!いいよ、ギター持ってないからいいよ今日は」
Reiさん「(笑)」
晴一「ギターで実演しろ言われたら嫌だけど」
Reiさん「例えば、あの、最新曲の『フラワー』でも、すごく素敵なアコースティックギターの音色…歌詞とすごくブレンドしてるなって思ったんですけど。あとはあの『クリシェ』って曲あるじゃないですか」
晴一「うん」
Reiさん「結構アコースティックギターの音作りとかも興味があって。どういう風に例えば、マイキングと…ラインとどのくらいミックスされてるのかなって…そこまで訊いたらダメなのかもしれないですけど」
晴一「ラインは使ってないけえ、とにかく…あれが大きいかもね、昭仁のも含めて、とにかくアコースティックの時は全部並べるわけ」
Reiさん「へぇ~!」
晴一「全部いうても、俺のと昭仁のとで、まぁ10本もいかんよ」
Reiさん「へぇ~」
晴一「まぁでもギブソンも、マーチンも、ピックも全部並べておいて…まぁアコースティックの場合はね、ほんとにマイクとピックとギターっていう組み合わせでしかないけぇ」
Reiさん「はい」
晴一「とにかく、試すね」
Reiさん「へぇ~…」
晴一「まぁ弾き方みたいなこともあるけどね。フロントめで弾いてみようとかあるけど、いいギターでいい音がしてるからマイクに乗るもんでもないもんねあれね」
Reiさん「確かにそうですね…」
晴一「アコースティックの場合は特に」
Reiさん「声とのバランスもあるじゃないですか、音域が被ってないかっていうか。ギター単体でもむっちゃ綺麗なフレーズでも、歌との兼ね合い…」
晴一「そうそうそう。エレキギターでもそういうとこあるよね」
Reiさん「はぁ~」
晴一「これ単体で弾いてたらめっちゃいい曲なんだけど、歌になったら埋もれちゃったり、邪魔だなぁとか…」
Reiさん「はい」
晴一「これ単体で弾いたらほっそい音だけど、(歌が)入ったらすごい、状況描写までする…みたいな、音があったりするけぇね…。
ま、とにかく試すね」
Reiさん「そうですか。やっぱ、ねぇあの、トライ&エラーじゃないですけど、歌とか、仮歌入れた後に色々ギター当てながら試すっていう感じですか」
晴一「そうそうそうそう。じゃけぇ、いっつも、ギターテックの人とマネージャーが、レコーディングの度にトラックいっぱい機材を持ってきてくれるわけよ」
Reiさん「はい」
晴一「それでこう、アンプもギターもあるけど、それでチョイスすることもあるし、こいだけ持ってきてんのに『あ!倉庫に残ってたアレだった!』みたいなこともあるし…」
Reiさん「あはは!(笑)」
晴一「もう1回取りに行ってもらうこともあるし。逆に、これだけ持ってきてもらったのに、『今日エレキいらんわぁ』とか」
Reiさん「あー」
晴一「そうやって、支えてもらいながらね。やっぱ試すしかないね」
Reiさん「じゃあやっぱ色々な楽器を知るっていうことが大事だってことなんですかねぇ…」
晴一「うーん…じゃけぇ、『あ、これストラトフェンダーのツインかなんかだ、絶対これで決まるよ』って」
Reiさん「はい」
晴一「『俺の知ってる音やし』…って全然ハマらんこととかあるし。予想が当たらんなかなか」
Reiさん「うーん」
晴一「当ててみたら、全然『これマーシャルとレスポールだったじゃん』ってこともあるぐらいじゃけ、やっぱ試さんとかわからんねぇ~…」
Reiさん「そうなんですねぇ…」

晴一「はい!そんな中!」
Reiさん「はい」
晴一「そろそろお時間になってしまいましたけれども!今後の予定など、聞かせてもらえたら!」
Reiさん「えっとですね、私が不定期なんですけど、開催しているライブがありまして。Reiny Fridayという…」
晴一「Reiny Friday。真似したくなるよねこんだけ発音がいいと」
Reiさん「が、7月5日の金曜日に開催されます。今回は第10回目の開催ということでvol.10なんですけれども、いつもお友達のミュージシャンの方をお招きしていて、今回は山崎まさよしさんが…」
晴一「おお~、友達」
Reiさん「友達という、そんなおこがましいことは言えないんですけども、ずっと…先ほども言ったように大好きなミュージシャンだったので、ご一緒できればなと、お声がけしました」
晴一「何するん?まだ決まってない?」
Reiさん「何するかですか?まだ決まってないんですよ、だから曲を選ぶのがすごい大変なんですけど…」
晴一「いやReiちゃんと山崎さんのギターバトルとか…アコギでね、例えば」
Reiさん「はい!」
晴一「すげえ聴きどころがあるよね」
Reiさん「いやぁ~…」
晴一「どこでするって言った?」
Reiさん「あ、失礼しました!」
晴一「Reiny Friday(発音良さげ)」
Reiさん「Reiny Friday(笑)、はヒューリックホールっていう、東京の公演なんですけれども」
晴一「すごい興味があるな~」
Reiさん「ほんとに…そんな機会はいつかあるかわかりませんが、こないだ関ジャムでもご一緒してすごく楽しかったんで、いつかまた、晴一さんとも一緒に…」
晴一「いいよ!ギターは持ってかんけど(笑)」
Reiさん「あはははは!あちゃ~…(笑)」
晴一「ギター聴きに行くわ。
はい、ほんとに今日は…まだ、まだ聞きたい話もたくさんあるんですけれども、お時間が来てしまったようなので!」
Reiさん「詳しい情報はぜひ公式Twitterを覗いてみてください!」
晴一「こちらを見て、Reiny Fridayのインフォメーションも、ぜひ、ゲッチュー…」
Reiさん「ゲッチューしてください」
晴一「はははは(笑)
はい、ありがとうございました、またぜひ、遊びに来ていただきたいですし…ご一緒できる機会があれば、ぜひよろしくお願いします」
Reiさん「お願いします」
晴一「最後に1曲、Reiちゃんの曲を聞かせてください!」
Reiさん「はい!それでは聴いてください、『COCOA』」


COCOA / Rei


Reiちゃんの『COCOA』を聞いてもらったんですけど、ほんまこういうギターの音って、クランチっていうか…もう下手が弾いたら下手がそのままバレるような、もちろん上手い人が引くとタッチがめっちゃわかってグルーヴが出るんだけど、まぁこれを弾きこなせるのはさすがですよね。
そしてReiちゃん、真面目な子なんだろうねほんとにね。いろんな話題に真摯に答えてくれてね。面白い話も聞けました!


クリシェ
晴一「Reiちゃんも触れてくれてたな」


エンディング

平成、閉店のお時間です。
・6月1日、幕張メッセにてアミューズフェス
・6月11日 フェンダートークイベントに出演することになりました
広島テレビ『テレビ派』のレギュラーコーナー「ハルイチノオト」


ね、次の回は令和ですからね。
令和時代もまたこの時間を一緒に過ごして、1週間のいいスタートにしましょう!


それでは皆さん、良い令和をお迎えください!



ディレクター谷脇さんの放送後記

4/29の放送!

GW最初の月曜日は、
ギタリストで
シンガーソングライターの
Reiさんをゲストに迎えて
お送りしました。

Reiさんの置かれていた
環境が、ギタリストRei
作り出したといっても
過言ではない、
まさにギターを弾くべくして
生まれてきてるんだな~と
感じました。

しかも、英語が堪能で
ワールドワイドに
活躍できるわけですから
世界目線でみる、これからの
Reiさんが楽しみです。